上海出張(7)〜上海の思い出、懐かしい味の数々

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 長く住んだ街、上海にはいろんな思い出が詰まっている。懐かしい味の数々。楊梅(ヤマモモ)、夢にも出てくるこの1品である。街の果物屋ならどこでも売っている。ホテルの部屋で冷やして食べられるのが嬉しい。

 上海の夜、買い込んだ食事と紹興酒を、これもホテルの部屋でゆっくりいただく。

 「烤麸(コーフ)」はスポンジ状の食材で、小麦粉を原料とし、日本の生麩に少し似ている。これをさいの目に切り、キクラゲ、えのき茸、ピーナツなどの野菜やキノコとともに炒め、醤油、砂糖などで甘辛く味付けしたのが「四喜烤麸」。スポンジ状の烤麸に味がしみ込み、冷めてもおいしく食べられる。上海人(ザンヘーニン)のおふくろの味。

 そして揚げ太刀魚と生煎饅頭。どれも懐かしい味である。

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