私は中国駐在時代から、ゲテモノ食いの「悪趣味」が身に付いた。フーコック市内にある「Hương Cảng」という海鮮料理店は、ゲテモノ飲み食いのできる店だ。
まずは、蛇酒。生々しく大きな毒蛇(コブラ?)がとぐろを巻いて、米酒の中に鎮座している様子に圧倒される。さすがにこれはパフォーマンスで、まさか蛇がそのままの姿で成仏したわけではないだろう。
米酒は薄っすらと野性的な生臭さ(いや、香り)が漂っているところが素晴らしい。蛇酒や蛇料理の源流はやはり中国で、以前海南島や広東省を旅したとき、蛇を含めて色んなゲテモノを食した。
次に、ゲテモノの部類に入るかどうか、蛙のバーベキューをいただく。こんな大きな蛙はどこで獲れたのだろうか。肉は引き締まっておりプリプリとした歯応えがいい。焼き立ての香りと蛇酒の香りが不思議なハーモニーを織り成す。
ご馳走様でした。