12月10日(日)、鉄道を利用してスレンバンからクアラルンプールへ上京する。夜はKL Sentral(KL中央)駅に直結するホテル、ルメリディアン(Le Méridien)でパーティーに出席し、翌日はベトナム出張なので、そのままホテルに宿泊して翌朝はまた列車に乗ってクアラルンプール国際空港へ向かう、という予定である。
本日は、遠距離特急列車ETSに乗る。全席指定席、チケット購入はパスポート提示の実名制。この北行きの列車はクアラルンプール、イポー、アロースターを経由してタイ国境まで行く。マレーシアの在来線の場合、車内は飲食禁止だが、さすがにこれだけの遠距離だと飲食持込だけでなく、ちょっとした食堂車もついている。
車両の型番とかそこまでマニアックでなくとも、私は一応、鉄っちゃんの部類に属する人間でとにかく鉄道を使うことが大好きだ。旅情を感じられるし、気圧の影響を受けることなく、地上の食事を美味しくいただけるからだ。と、今度は、疲れる自動車の運転よりもマレー鉄道の旅がしたい。
昼前にKL Sentral駅到着。駅に直結するホテルは2つあって、ヒルトンとルメリディアン。こんな至近距離で隣り合わせになっていることも珍しい。
時間がまだ早いが、部屋が空いていたので、すぐにチェックインできた。そういえば、ルメリディアンは元々エールフランスが立ち上げたホテルだったが、転々と今はマリオット傘下に収まり、フランス色がだいぶ褪せてしまった。この辺のインターナショナル系ホテルはどこも似たり寄ったりでインパクトが薄い。午後は宴会に備えてホテルで静養。
夕刻からは、マレーシア早慶合同忘年会に出席。稲門会に出るのは二十数年ぶり。早慶忘年会は何年ぶりかは覚えていない。あまり人に言えないが、私は実は第一志望校の慶應に落ちて早稲田に入ったのだった。未だにコンプレックスらしきものを持っている。まあ、それはどうでもいい。飲み食いし若干の名刺交換して20時過ぎに会が終わり、部屋へ戻って寝る。
翌12月11日(月)朝、ホテルをチェックアウトして徒歩でKL Sentral駅へ移動。KL City Air Terminalで荷物をスルーチェックイン(マレーシア航空とバティックエアの2社のみ)して手ぶらでKLIA Ekspresに乗り込む。この空港特急は一度乗ってみたかった。空港まではわずか30分。なかなか快適。
そして午後発便でベトナム・ハノイへ向かう。