ハノイ名物料理のチャーカーを食べる

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 ハノイ到着当日、友人の経営者M氏との会食が予定されている。いつも立派な懐石料理のご馳走だが、B級を食べたいという私のわがままなリクエストを受け入れ、今回はハノイの名物料理チャーカーになった。チャーカー(Chả Cá)とは、Chả=揚げ物、Cá=魚。川魚(雷魚)を麹やターメリックに漬けてハーブと料理した「魚の炒め焼」である。

 先に揚げられた白身魚と薬味を客の目の前で炒めてくれる。それを米粉とマムトム(Mắm Tôm)という海老の発酵したタレと一緒に食べる形になっている。魚や薬味への相性が良いこのマムトムは私の大好物だが、匂いが強烈で普通の日本人で食べられない人も多いらしい。

 だが、B級と言っても、後から地元の人に聞いたら、結構な高級料理だと言っていた。またまたご馳走になりました。

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