深夜飛行の轟音で眠れぬ住民、デモ隊で見た中国の進歩

 「深夜飛行反対」
 「われわれの生活に静けさを返せ」
 「深夜便は迷惑だ」
 「空港は金儲けをやめろ」

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 先日、出張から上海に戻ると、虹橋空港到着ロビーでデモ隊に出会った。空港周辺の住民の座り込み抗議だった。抗議活動がリーダーの引率のもとで秩序正しく行われていたことに少々驚いた。

 また、空港側が警備や公安を動員してデモ隊を追い出したりせずに、静かに見守っているところにもっと驚いた。

 権利主張が法のもとで粛々と行われる節度、国民の適法な権利主張を容認する行政側の寛容な姿勢、いずれも国家成長と国民成熟の証で、微笑ましい。

 といわれてみれば、同じ空港周辺の住民として、たしかに最近、虹橋空港の深夜飛行が増えたように思え、少々気になるところだ。飛行ルート直下の住民にはさぞかしいい迷惑だ・・・

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