選挙よりも選抜、民主主義国家に政治改革を!

 政治改革を必要としているのは、独裁専制ではなく、民主主義のほうだ。選挙でなく、選抜に改めるべきだ。

 民主主義の選挙は、神聖な一票である。しかし、その投じ方によっては、優れた一票だったり、愚かな一票だったりする。愚かな票が増えれば増えるほど、賢い人が政治家になりたがらなくなる。やがて、どんな票でも愚かな票になり、どんな政治家も愚かな政治家になる。

 にもかかわらず、選挙という愚かなゲームは、定期的に莫大なお金をかけて繰り返せねばならない。これほど愚かな民主主義制度を「自由や民主の価値観」として死守しようとするのは、政治家の連中と既得権益層だけである。愚かな大衆は、選挙日以外に、本当の民主など手に入れた試しがない。

 大衆、8割以上の大衆は民主政治に求められる高度な資質やスキルを持ち合わせていないからだ。民主主義の一票を手に入れるために選抜が必要なのだ。選抜があっての選挙である

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