<雑論>馬鹿発見器 / 平和・繁栄時代の到来 / 北東アジアの黄色人種 / 仕事に対する情熱 / お金持ちと経済と貧富の格差 / 日本人のここがおかしい4選

● 馬鹿発見器

 フェイスブック上にこんなのが流れている――。「警視庁は凶悪犯を捕えず、検察庁は巨悪を立件せず、国税庁は裏金を免税に、法と税の公平は何処」と。

 これは、もう公平の問題だけではなく、正義の問題だ。具体的に何の事件を指しているか定かではないが、言っていることが事実ならば、日本はもはや独裁腐敗国家と一緒ではないか?到底法治国家とは言えない。今の中国でさえ大臣や高官も腐敗・不正で逮捕、収監、処罰される。

 仮に日本がすでにこのような非法治国家に堕落したとすれば、なぜ、そうなったのか?国民に責任がないのか?民主主義国家は、最終的責任は国民にある。この点を忘れてはいけない。国民が自らの責任を感じずに、来る日も来る日も政治を批判ばかりするのではあまりにも酷い話だ。

 「政治家が国民を馬鹿にしている」と言う人が多い。裏返せば、国民を馬鹿にする政治家を選んだ国民が、元々馬鹿だったのではないか。さらに言えば、自ら馬鹿であることを知らない者は、救いようのない馬鹿だ。福澤諭吉『学問のすすめ』一節――。「西洋の諺に『愚民の上に苛き政府あり』とはこのことなり。こは政府の苛きにあらず、愚民のみずから招く災なり。愚民の上に苛き政府あれば、良民の上には良き政府あるの理なり……」

 民主主義国家の責任の根源は、民にあり。そういうことだ。しかし、今の民主主義制度は馬鹿発券(票)機、そして、SNSは馬鹿発見器である。世界も、国も、政治も、社会も、会社も、変えられない。でも、自分は変えられる。自分を変えられない者は、不幸の責任を他者になすりつけ、来る日も来る日も、自己欺瞞に徹するのみ。「私の不幸は、他人のせいだ」と。

 日本の政治について、大政奉還は、私の一貫した主張。700人以上の私利私欲の国会議員よりも、万世一系の天皇陛下に国益を託したほうが遥かに安心できる。いわゆる保守派はなぜこれに賛成できないのか?やはり偽保守だろう。

 日本の民主主義を語るうえで、必ず戦争責任の問題が提起される。戦争を起こすのが問題ではなく、戦争に勝てなかったのが問題だ。かつての日本もそうだったように、今のアメリカもまた然り。勝てないことに備えて、他国に代理戦争をさせるのが歴史の教訓から得た知恵。戦後のアメリカがまともに勝ったのは、湾岸戦争だけだったのではないか。米国が戦えるのは、せいぜいイラクあたりだ。米国が日本を守っているのではなく、今の日本は第一列島線を死守し、米国を守っているのだ。

● 平和・繁栄時代の到来

 鄧小平やリー・クアンユーは、80歳の高齢で、国家今後50~100年の戦略を考え、自分たち死後の国家像を描いていた。これが独裁政治の指導者。日米の政治家をみよ。彼らが考えているのは、100年の国家利益どころか、100日スパン、選挙までの自己利益でしかない。これが民主国家と独裁国家の違い。したがって、民主主義の衰退は不可避だ。独裁・権威主義に敗北するだろう。アメリカは中国に負ける。

 ウクライナ戦争はどうなるか。ゼレンスキー大統領は3月29日に掲載されたワシントン・ポストとのインタビューで、米議会で審議が滞っている軍事支援が得られなければ、ウクライナ軍は「徐々に」退却を余儀なくされると述べた。2年前から言ってきた。どうせ負けるのだから、傷の浅いうちに和平交渉に応じて好条件の負け方にしたほうがいい。今となれば、ロシアはそんな簡単に手を止めるわけにはいかない。

 台湾もまた然り。さっさと中国の提案する和平統一に応じたほうがいい。この先2030年頃、平和・繁栄の時代が再来するだろう。以下のシナリオ――。

 1. トランプが米大統領に。
 2. ウクライナ戦争終結、ウクライナの半分がロシア領下に。
 3. 台湾が中国に統一される。
 4. 第一列島線崩壊。
 5. 日米安保廃止、米軍が日本から撤退し、グアムに集結。
 6. 日中新友好条約締結。
 7. 中国版グリーンカード・帰化制度本格化、外国人エリート移民を促進。
 8. 北極航路本格運航、中国が掌握。
 9. 中国が半導体サプライチェーンを掌握。
 10. 欧州が米中2派に分断。

● 北東アジアの黄色人種

 日本人、中国人・華人、韓国人という北東アジア黄色人種が1つになれば、アングロサクソンより何倍も強く、世界を制覇できる。これをよく理解してこその離間策を講じてきたのは、アングロサクソン、そしてユダヤ集団。北東アジア黄色人種は、勤勉、聡明、忍耐強く、そして何より哲学を持っている。世界一優秀である。

 たとえば、白人の作ったクラシック音楽の世界。小澤からラン・ランまで、北東アジア黄色人種が席巻したのは、なぜ?白人でさえ理解出来なかった西洋古典の世界がついに解読されたからだ。奏法とかそういうのが「技術」にすぎない。哲学次元で作曲家の世界を理解することこそが「芸術」のスタートラインである。

 黄色人種が白人の世界を理解できても、その逆はない。それが優秀ということだ。とは言え、全員がそうではない。その中に、米欧アングロサクソンの追随者に成り下がり、分け前の残飯で食い繋ぎ、あたかも民主主義の前衛であるかのように演じている人たちもいる。しかし、歴史は、彼ら側に立っていない。ターニングポイントがもうそこまで来ている。

● 仕事に対する情熱

 スティーブ・ジョブズ氏は、こう言った。「仕事に心底満足するための唯一の道は、素晴らしい仕事だと思うことをやることです。そして、素晴らしい仕事をやる唯一の道は、自分の仕事を愛することです」

 私は、人事のプロとして、その裏台詞を解説しよう――。
 
 仕事を愛せば、いくらでも時間や労力、人生を投入する。そこで資本家の良き搾取対象になり、資本家の管理コストも大幅削減できる。いわゆる自走型組織の出来上がり。そして搾取対象から脱出する唯一の手段は、資本家になることだ。資本家という仕事を愛せば、同じく、いくらでも時間や労力、人生を投入する。すると、搾取対象から搾取者に変わる。ただし、搾取の仕事も楽ではない。場合によっては自己搾取でもある。やりすぎたり、運が悪かったりすると、ジョブズのようになるかもしれない。

● お金持ちと経済と貧富の格差

 お金持ち程、お金持ちに見えないようにし、貧乏程金持ちっぽくする。前者は警戒心、後者は虚栄心。世の中のビジネスの大半は、貧乏人の虚栄心で成り立っている。だから、貧富の差が広がる一方だ。

 中国の調査会社、胡潤研究院はインド・ムンバイが中国・北京を抜き、初めてアジアで最も億万長者が多い都市になったと発表した。それは、たった1つのことを証明する――。インドの貧富の格差が、中国よりはるかに深刻で、かつ最悪の状態だ。人口総量が相当する中印。1人あたりの所得では、中国はインドの6倍。そんな中で億万長者の数では、ムンバイが北京を抜くとは、それ以外の何ものでもない。民主主義が権威主義よりも問題が深刻だという証でもある。

 中華圏の経済成長を見よ――。台湾は、蒋家一族の権威主義で経済成長を遂げた。シンガポールは、リー家一族の権威主義で経済成長を遂げた。香港は、イギリス植民の権威主義で経済成長を遂げた。中国は、中国共産党の権威主義で経済成長を遂げた。その中の台湾だけが民主主義の導入で衰退の一途を辿った。

 私は何らか結論らしきものを暗示するつもりはない。ただ社会科学的に政治体制と経済成長の相関関係をもっと研究したほうがいいと言っている。少なくとも、経済改革から政治改革へという進化論説では、上記の事実を説明できないように思える。反証でさえある。中華圏ではないが、ソ連も政治改革の逆行性を裏付ける事例である。

● 日本人のここがおかしい4選

 その1、特にSNS投稿。日本語の中に英単語を混ぜた文章は、嫌いだ。たまに日本語で表現しにくい、できない英単語なら分かるが、「旅行でParisへ行く」とか「coffee を飲む」とか「flightがdelayした」とか、ちょっと馬鹿げていないか?何考えているのか?

 その2、「知らんけど」。これもおかしい。関西的な文脈以外の使用には、違和感を感じる。確信がなければ、仮説を立てる。無責任な断定でもいいから、「無責任」から逃げるのが卑怯。

 その3、パワポ。文字や図表だらけ。私は紙資料+白板派だが、パワポが悪いとは思っていない。ただパワポは単なる紙資料からのコピーではダメだ。紙資料や口頭説明の総括、キーワードやキャッチコピー、10文字ほどに集約したものをパワポで示す。「パワーポイント」というのだら、「力の要点」に尽きる。「無力な長文」では失格。

 その4、「大谷翔平」と「Otani Shohei」で同じGoogleで検索したら、全然違う記事が出てくる。英語のほう、その多くは、まず「オータニ・スキャンダル」「疑惑が深まる一方」として報じている。賭博よりも、マネーロンダリングや脱税の調査など、大谷事件の複雑性を示唆している。しかし一方、日本のメディアはあくまでも大谷を被害者として、水原を悪人として展開する。そして日本メディアの報道姿勢に疑問を投げかける米系報道も散見される。政治物と一味違って、日米の歩調が揃わないところ、新鮮感がある。世の中、「善・悪」の二元論で物事を捉えるのが日本人の弱みである。

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