円安の真実、大きな流れを捉えれば投資もうまく行く

 1ドル153円。

 私は2年ちょっと前の2021年末に1ドル113~115円の相場で根こそぎ、ほぼ全ての円資産を外貨転換、海外送金した。もちろん、今日本円に戻して大儲けすることもできるが、そういうつもりは全くない。150円台はまだまだ底ではないからだ。

 今は実体的にドル安が見えない形で進行している。円は、対ドルの相対的安しか顕在化していない。大体、札を刷りまくっている国は、実体的通貨高はあり得ない。ドルも円も安くなり、通貨価値の減少を競い合っている。円がドルよりも下落のスピードが速く、幅が大きければ、円安にぶれる。そういう「円安」である。

 故に、米ドルも安泰とは言えない。今後数年の米中闘争の結果によって変動する。特に原油基盤のペトロダラーの地位毀損は看過できない。アメリカの繁栄は、ドル基軸通貨の地位に立脚している。しかし、その基盤は中国のアタックを受けて徐々にもろくなってきている。

 私個人的には、ゴールド以外に、人民元資産やシンガポールドルといった「独裁(国家)通貨」にフォーカスし、アジアを中心に将来の市場と睨めっこしている。

 少し私的な投資話をすると、自分の場合、ラテンアメリカ新興市場のファンドだけが元本割れ・塩漬けになっているほかに、これまでの他の投資はほぼ全て悪くない利益を出している。私はロイター出身だが、相場のチャート図が読めないし、分析もできない。単に政治と経済の大きな流れを読んで投資しているだけ。

 あと、日本では投資しない。キャピタルゲインを取られてたまったものではない。

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