E&Oホテル(2)~自然体の一日、ペナンのホテルライフ

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 ペナン滞在は、週末にあたる。不動産物件の視察は金曜1日だけにし、あとはホテルでのんびりと過ごす。私の場合、旅先でホテルに閉じこもることがよくある。

88594_1朝の潮風と対話しながらの朝食

 E&Oホテルでは、まず朝食は「Sarkies」でビュッフェ。室内と室外が選べるようになっているが、私は断然室外派で、朝の潮風と対話しながら、ゆっくりといただく。マレーシアの朝食、何と言っても一番の楽しみはカレー。ほかほかに焼きあがるナンで、これもまた熱々でピリピリのマレー風カレーを包んで頬張る。

88594_2プールサイドで過ごす
88594b_2プールサイドで食べるChow Kuey Teow

 朝食後は、プールサイドに移動。そこで長い1日が始まる。読書三昧といっても、プールサイドの時間はいたって自然体。眠くなったら目をつぶる。のどが渇いたら丸ごとのヤングココナッツ。暑くなったらプールに飛び込む・・・。

 お昼はもちろんレストランなどには行かない。食事をプールサイドに持ってきてもらう。本日のアイテムはシーザーサラダとチォウ・クエイ・ティオー(Chow Kuey Teow、具沢山のマレーシア風焼ききしめん)。

88594_388594b_3一応英式のアフタヌーンティー

 15時過ぎにプールから上がり、アフタヌーンティー。E&Oホテルのアフタヌーンティーが有名らしい。KLのリッツカールトンやマンダリン・オリエンタルあたりに比べると、派手さがなく、かなり素朴な「田舎風」になっている。レトロ好きな人にはお勧め。中でも熱々のスコーンが美味しい。決して洗練された都会的な味ではないが、郷愁を誘う一品である。

 E&Oホテル滞在中に、一度だけメインダイニングの「1885」へ足を運んで、夕食を食べた。フレンチよりもコンチネンタルといったほうが適切だろう。クラシック系とフュージョン系がミックスされた献立がなかなか面白い。料理の味は合格点だが、ワインのセレクションが少々貧弱で不完全燃焼気味。レストランのムードは正統派で、ピアノの生演奏もついて、曲目はヨハン・シュトラウスのワルツのオンパレード。思わず気分が高ぶり、食欲増進になった。

88594_4メインダイニング「1885」でディナー
88594b_4Farquhar’s Bar

 ペナンの一日を締めくくるのは、E&Oホテルの「Farquhar’s Bar」。時間がゆっくりと流れるなか、シガーをふかしながら、本日はポートワインをチビチビと・・・。

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