今年4度目のミャンマー出張、自社設立手続きは自社でやる

 今日日曜午後、上海虹橋発のドラゴン航空で、香港経由でヤンゴンへ向かう。今年に入って4回目のミャンマー出張。1回目=リサーチ、2回目=事務所物件決定・立上げ準備、3回目=現地スタッフ募集・採用、セミナー開催、4回目=会社設立、というプロセスだ。

 先日5月1日創刊号で、おそらく日本初となるミャンマービジネス経営専門情報「ERISミャンマーレポート」の配信を開始した。月2回の配信でいずれ週間化を目指す。

 今回のミャンマー出張は自社設立の許認可・登記手続きがメインの任務となる。通常、たとえすでに進出している日本の弁護士事務所でも、自社設立は他社(現地弁護士事務所など)に依頼するのだが、当社は完全に自社ですべての手続きを行う予定だ。

 手間がかかるし、それを考えると、コスト的にむしろ専門業者に依頼したほうが安い。でも、自分でやることは一種の情報収集であって、勉強でもある。書類整備はもちろんのこと、行政窓口も現地スタッフを連れて出向く予定。政府の役人に会っていろいろ話を聞いてみたいし、感触をつかみたい。

 この2か月、中国業務をだいぶカットし、合理化してきたおかげで、ミャンマー業務が着々と進んでいる。

 安倍首相は今月下旬にミャンマーを訪問し、テインセイン大統領との会談も予定している。36年ぶりの日本の首相の訪緬で、ミャンマーの経済成長に「オールジャパン」で支援する姿勢がより鮮明になった。もちろん、中国に対するけん制効果が絶大だ。

 10年後のミャンマーは、アジアの2番目のタイになるだろう。私はそう確信している。「中国夢」と語られるなか、私には「ミャンマー夢」である。