米国人経営者4日間人質監禁、賃金未払いが理由

 米国企業の経営者が、北京工場で従業員に4日にわたり監禁され、人質にされた。理由は、工場のインドへの移転と賃金の未払い。たとえ、賃金未払いであっても中国には法律と裁判所がある。人身の自由の制限、監禁行為は立派な犯罪行為だ。

99737_2(写真:環球時報)

 夜中に、工員らがアメリカ人経営者が監禁された部屋の窓ガラスを棍棒で叩いたり照明を当てたりして睡眠させないなどの行為も行い、テロリスト顔負け。「監禁はダメよ」といっても、「いや、食物も水も果物も差し入れているから、監禁ではない」との返事。これは法治社会といえるのか。

 まあ、この手の話をすると、いや、中国人はすべて悪い人ではないという人もいるだろう。この工員たちも悪い人ではないとしよう。ただ、このような行動を許してしまう社会は良い社会といえるのだろうか。

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