9月4日に予定されている引っ越し荷物の搬出に先立って、荷造りの準備が始まった。荷造りといっても、不要なものをどんどん捨てる作業だ。
マレーシアの生活には冬物は一切要らない。コンサート観劇にジャケット1着、寒冷地海外旅行用の冬物1~2セットくらい持っていけばそれで用が足りる。中国出張用のビジネスものは会社に預け、あとは、Tシャツ、短パンとサンダルだけ。
洋服タンスからどんどん出てくるわ。ああ、こんな服もあったんだなあというものはほとんど要らない。それにしてもまだ使えるスーツなどは捨てられないので、そこで中国ならではの良さ、ちゃんとリサイクルができることだ。
アイさんたちが喜んでもらってくれるのである。田舎の旦那さんや親戚たちにお土産として喜ばれるそうだ。「うちの田舎、大きいサイズの親戚ちょうど一人いる。どんなものでもください」。私のビッグサイズもちゃんと受け皿が決まっている。
本棚の内容物も三分の一になった。不要となった書籍は、それもアイさんたちが喜んで持っていく。古本はちゃんと買い取ってくれる業者がいるらしく、小銭稼ぎには都合がよい。
90年代から、東京→上海、上海→香港、香港→東京、東京→上海という4回大きな引っ越しで捨てられなかったものは今回こそ、思い切って捨てようと。せっせと旅支度に取組中。