日本企業に新たな危機か、戦時中強制連行訴訟

 戦時中日本企業の強制連行めぐる元中国人労働者らの北京地方裁判所への提訴。とうとう、中国国内メディアが正式発表した(日本国内メディアは早い段階で発表済みだが)。もしかすると、これが受理の方向か。かなり深刻だ。受理すれば、尖閣以上のインパクトかもしれない。

 尖閣はバーチャル的なところもあっての外交や軍事問題だが、今度はリアリティ満点の経済、ビジネスの問題だ。しかも判決が確定すれば、軌道修正も効かない。怖い。日本企業が敗訴すれば三つの問題に直面する――。一、強制執行の問題。二、連鎖波及の問題(多くの日系企業に対する訴訟が連鎖的に続出)。三、中国国内で日本(日系)企業の「ブラック企業」化の問題。

 大変懸念している。とりあえず静観するしかない。

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