【時事解読】パナマと台湾断交、信義と力の関係を再考
S. Tachibana
パナマが中国と国交を樹立し、台湾と断交した。 長い間台湾からの援助を受けてきたパナマは、「食い逃げ」し、信義の欠片もないと批判する者も少なくない。しかし、考えてほしい。国際政治などには信義たるもの…
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真の保守とは(3)~ペシミストと善悪論の持ち方
S. Tachibana
<前回> 塩野七生「サイレント・マイノリティ~真の保守とは」読書雑感の最終回。 「保守と認じている人々は総じて、人間一般に対してペシミストである。人間は皆、生まれる時は善人で、悪人は社会の所産であ…
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真の保守とは(2)~「弱者」のトリックと罠
S. Tachibana
<前回> 塩野七生「サイレント・マイノリティ~真の保守とは」の話の続き。本にはこう書いてある――。 「保守主義者は、共同体のたゆみない前進のためには、優れている者と劣る者、健康者と病人、積極的であ…
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真の保守とは(1)~社会制度の変革から生まれる畸形児
S. Tachibana
貧困層の出現と増殖は、社会制度が悪いからだ。昨今の日本では、このような論調が台頭している。塩野七生「サイレント・マイノリティ~真の保守とは」には、次のような記述がある。 「保守主義者は、社会の一部…
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シンガポールとは?徹底した実利主義の国家づくり
S. Tachibana
<前回> シンガポールとは何か、あるいは、シンガポールとはどんな国か。といった質問には、なかなか答えるのが難しい。自分なりの感想を率直にいうならば、「実利主義に徹した国家」としか表現できない。 ま…
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ガーデンズ・バイ・ザ・ベイ、都市国家の付加価値戦略
S. Tachibana
<前回> シンガポールの新名所、「ガーデンズ・バイ・ザ・ベイ」の視察に出かける。人工的なアトラクションには個人的に興味皆無だが、シンガポールの都市戦略を考察する上での価値があるので、決行した。 巨…
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敗者なき海南鶏飯戦争、私の性悪説的グルメ評論
S. Tachibana
<前回> シンガポールに来たら、「Must Do」リストの筆頭に上がるのは、海南鶏飯(チキンライス)を食べること。 2012年3月、シンガポールでは有名な「鶏飯戦争」が勃発。チャイナタウンのマック…
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【時事解読】軍事技術やらない、「悪に手を貸すな」論理の倒錯
S. Tachibana
科学者の代表機関である日本学術会議は3月24日、幹事会を開き、軍事目的のための科学研究をしないことを掲げた従来方針を継承する新声明を決定した(3月24日付「日本経済新聞」)。 悪に手を貸さないとい…
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越南と南越、「王・皇」の関係と友好の本質
S. Tachibana
ベトナムは、元々「ベトナム(越南)」でなく、「ナムベト(南越)」という国名であった。中国の皇帝はどうもそれが気に食わないというので、「ベトナム」に改めせざるを得なかった。 国名よりも、ベトナムは「…
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