ベトナム人慰安婦問題で考える慰安婦問題

 「The Scars of War: Vietnam Comfort Women(戦争の傷跡、ベトナム人慰安婦)」(2015年4月9日付「NationofChange」記事) 

 慰安婦問題は、戦後も継続していた。そもそも、「戦後」という区切りが間違っている。ベトナム戦争をまるで戦争でないかのように抹殺している。「戦後」の戦争であるベトナム戦争に被害者となったベトナム人慰安婦のことを忘れてはならない。

 加害者は韓国軍、そして米軍。さらに問題が深刻なのは、レイプの問題。慰安婦としての有償ビジネスとレイプは、まったく性質が違う。歴史問題、慰安婦問題に国挙げて取り組む大韓民国、そして女性人権の大義名分を掲げるアメリカ合衆国共々、二重基準は許されまい。

 慰安婦の間には、強制連行された人がいたかもしれない。また、親族や業者に騙され、誘拐された人、生計を立てるためにいやいや志願した人など、いろんなストーリーを抱える女性が混在している以上、ミクロレベルの区分作業が不可能だろう。本来ならば葬り去られるべき暗黒な部分ではあるが、あえてえぐり出された時点でそれなりの大義名分も必要であろう。

 そもそも慰安婦像や記念碑の設置は何の目的か。広義的に、すべての戦争で犠牲となったすべての女性、ベトナム人女性も当然含めて、強制連行、非強制連行、そしてレイプ犯罪、犠牲になったすべての女性たちの尊い人権はみんな一緒だ。それこそ合祀されて然るべきであろう。

 せっかく作るのなら、世界慰安婦合祀の記念碑を作るべきではないだろうか。

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コメント: ベトナム人慰安婦問題で考える慰安婦問題

  1. 「世界慰安婦合祀の記念碑」!

    素晴らしい構想かもしれません。

    戦争被害にあった市民には、勝利国、敗戦国を問わず、戦争に関わった全ての国からお金を集めて賠償する取り決めにすれば良いですね。兵器で儲けた企業には、国を問わず、分担金を持たせる。

    別の方法でも良いですが、戦争が経済的に見合わない仕組みが見つかるといいですね。

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