携帯電話止められた、社会と会社の管理・統制コスト

 中国の携帯電話が止められた。カード自動支払いになっているので、まさか未払いはありえない。調べると、登録パスポート期限切れが原因だったことが分かった。では、新パスポートの番号を言おうかというと、ダメ!パスポート原本をもって本人出頭せよと。

160729-1027-上海-中国電信中国移動のカウンターに備え付けのカメラ

 金曜午前中、時間を作って中国移動の営業所に出向く。待つこと40分弱、やっと番号を呼ばれる。窓口に座ると、パスポートのチェックとスキャン、そして「はい、こちら見てください」と、カウンターに備え付けのカメラで顔写真の撮影。おいおい、入国手続ではないか。

 ここのところ、中国の携帯電話はすべて実名制に切り替わった。中国人の身分証明書番号は一生変わらないマイナンバーなので変更不要だが、外国人の場合、パスポートが切り替わるたびに、新規申告が必要になる。

 国の管理・統制がどんどん厳しくなる一方だ。社会治安がなんといっても最重要事項である。政治的要素を別としても、このような厳格な統制には莫大なコストがかかる。会社の経営と管理もまた然り。「Manage」と「Regulate」、本質的な差異がある。「Regulate」にかかる取引コストの持続的増大は健全とは言えるのだろうか。

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コメント: 携帯電話止められた、社会と会社の管理・統制コスト

  1. 貴重な情報を頂き、感謝です。
    私ももうすぐ、パスポートの切り替えです。

    トラブル前に、REMIND頂き、感謝です。

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