民主主義が独裁に負ける理由、為政者の強みと弱み

 民主主義国家が独裁国家に負ける最大の理由は、ここだ――。

 1人でも人質が傷付けられ、殺害されると、政治家が直ちに責任を問われ、失脚するからだ。そこで、呆気なく独裁者テロリストに妥協する。

 しかし他方では、独裁国家の為政者は百万人も千万人も自国民が犠牲になっても一向に構わない。それが彼たちの強みだ。金正恩が9名のマレーシア人を人質に取っただけで、マレーシアは負けた。それはまだスモール・ディールだ、彼はいま数十万人規模のソウル市民を人質にしている。

 人質の人数が増えれば増えるほど、テロが強大になる。数年後、数百万人規模、数千万人規模、億規模へと人質の数が膨らむ。すると、金王朝は安泰だ。片手にシャンパン、片手に核のボタンの独裁者は、世界を奴隷にする。

 トランプ氏は数万、数十万人の市民を見殺しにした罪人になるか、世界を救う英雄になるか、それとも単なるハッタリのオヤジで終わるか、歴史のターニングポイントである。

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