立花さんは中国企業のコンサル引き受けませんよね

 先日、上海セミナーのあと、在中某日系J社のK氏に呼び止められた。

 J社は中国系のC社と合弁を組んで共同事業に乗り出そうとしてそれに関する意見を求めてきたところ、私はリスクをいくつか並べてみた。すると、K氏と私の会話があった。

 「当社(J社)のトップは基本的にC社を信頼しているんですよ。C社はそういうことを考えるんですかね。どう思いますか?」
 「うーん、私がもしC社のコンサルタントをやっていたら、そういうアイデアを出していたかもしれませんよ」
 「でも、立花さんはもちろんC社のコンサルを引き受けませんよね」
 「どうでしょうか。御社が依頼しない場合、C社がかなり高額なフィーを提示してきた場合、利益相反はありません。もし、Kさんあなたが私の立場だったら、C社の依頼を引き受けますか?」
 「・・・」

 「こうなったら、こうする」というリスク管理よりも、「こうなるかならないか」を考える。そういう日本人は結構多い。それは、コンサルタントではなく、占い師の担当分野である。

 「信頼する」。「信頼」とは何か。「信頼」とは相手に裏切られても、困らない、対策ができているときにしか言えない、大変重みのある言葉である。

 私がJ社のK氏に提示したリスクの数々は、法に触れたり、信義を裏切ったりするといった類のものは1つもない。いずれもちょっとした「策略」にすぎない。

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