通訳キラーの私と、ベトナム人マネージャー研修会の通訳者

 私はベトナム語ができないので、ベトナム人マネージャー研修は通訳に頼る。

 私の研修はアジェンダがあっても、固定された内容ではない。その日その日研修会場の受講生の状況に応じて臨機応変的に内容を調整し最適化している。特に事例学習は、受講生から提示された事例を使うことも日常茶飯事だ。

 故に事前に資料を通訳の方に渡して、準備してもらうことができないだけに、「通訳キラー」と言われている。これに堪え、見事に通訳してくれるのはプロ通訳者のリィーさんだった。

 まず、リィーさんの素晴らしいところは、分からない箇所を必ず聞いてくることだ。妥協なく、完全に理解するまでに何回も繰り返し聞いてくることもある。

 次に、何といっても私の話の流れ、文脈をしっかり把握している。逐次通訳といっても、私が喋り終える前にすでに通訳し始めていることもよくある。一種の準同時通訳状態になっている。これは大切な研修会の時間節約になる。

 さらに、ベトナム語通訳にありがちな、長々と通訳者自分の理解や解釈を加えて(注釈付き)訳すスタイルと違って、リィーさんの通訳はとにかく簡潔。それは話の本質を理解しないとできないことだ。要点だけ最適化された最短のベトナム語にしてくれるところが素晴らしい。時間の節約効果が絶大だ。

 最後に、キーワードの把握。キーワードを的確に抽出し、ノート帳に速記的にメモを取り、キーワードを中心に文脈を展開する通訳スタイルの効率性が高い。

 本当に、ありがとう。リィーさん、心か感謝している。

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