南部アフリカ紀行(5)~今宵も満天の星空に豪快に肉を食す

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 砂漠のロッジ「Agama Camp」。もちろん回りは何もない。ゆっくり流れる時間を楽しむには最高の場所だ。

 荒野を眺めながら飲むワインはまた格別に美味しい。ちなみにナミビアで売られているワインのほとんどが南アフリカ産。価格は激安。

 夕陽が美しく西の空を飾るとき、もうすっかりほろ酔い気分。昼から酔えるのは休日ならではの特典、いささかな贅沢でもあるのだ。

 そして夕食前のひと時は、仲良くなった宿の犬たちと過ごす。荒野の宿には犬は欠かせない貴重な存在だ。このロッジも5~6匹飼っているようだ。

 夕食。ナミビアの国民食といえば、第1に肉、第2に肉、第3にまた肉である。本日のメインも当然肉。シェフが自ら焼き台に立つ。

 香ばしく焼き上がった巨大な肉の塊を切り分けるところが豪快そのもの。満天の星空を頂きながら肉を食すのはアフリカ情緒満点。

 味は?もちろん旨い。ただもうこれ以上は食べられない。というか、体が消化できない。

 ご馳走様でした。

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