メールとビジネスSNS、日系企業と中国系企業の違い

 最近、メールを書くことがめっきり減った。

 社内の業務連絡は完全クラウド化し、コミュニケーションの形態もビジネスチャット化した。対顧客の場合、中国系企業は完全微信(WeChat)だが、日系は相変わらずメール中心。

 ついに先日、某日系企業からは「Skype Business」会議のリクエストがあったが、気がついたら中国人総経理だった。やはり日本企業、日本人ビジネスパーソンはメールにこだわるようだ。

 メールは基本的にビジネス文書という感覚で、「お世話になっております」から始まって体裁重視の部分があるだけに作成にはそれなりの時間がかかる。送り出す前にもある程度の見直しが必要だ。

 これに対して、ビジネスSNSはリアルタイムの対話で、タイプミスが若干あっても許される(?)し、少々無節操にいえば、肩が凝らないそのカジュアル感が好き。

 もう1点、メールのCCよりも、SNSのグループがより臨場感、主体感がもたれやすい。中国人の場合、すぐ特定の案件やテーマで「建群」しようと呼びかける。横断的なフラットなグループを組めるのが効率がよい。

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