沼津食い倒れ日記(5)~漁港の美味に酔い痴れる

<前回>

 沼津港「千本一」での昼食がまだまだ続く。生桜海老も絶品。普段乾物しか接したことのない品だけに、感動が倍増する。透き通ったピンク色には感嘆せずにいられない。

 本日の3種刺身盛合わせは、マナガツオ、カツオと真鯛。もちろん申し分ない。いくら発達した現代的な物流業があるにしても、やはり水揚げされた魚を港で食べることには勝てない。

 いかすみ塩辛はまさに珍味。漆黒の光沢が素晴らしい。なぜかイタリアで食べた真っ黒ないかすみパスタの素朴さを想起する。どこかで通じているものがある。最後に日本酒を流し込んで呷るのが最高。

 さらに料理が運ばれてくる。サザエのつぼ焼きも黒はんぺん焼きもうまい。黒はんぺんはどうやら地元静岡の特産品らしい。どんどん酒が進む。

 いよいよご飯もの。もう一度あの桜海老を食べたいので、かき揚げ丼を注文。これも異なる種の美味しさ。パリパリした食感とあまみが渾然一体となってご飯が進む。

 最後の最後、残った後半の丼にお茶をいれお茶漬けにする。今度は立ち上る香ばしさが加わり、三次元化した美味で脳幹がマヒ状態に陥る。

 本当にご馳走様でした。

<次回>

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です。