「営業とは何か?」。ベトナム人マネージャー、あるいは営業担当者に聞いてみてください。「モノを売る」という回答が返ってきたら、悲しんで、そして喜んでください。悲しむべきは、今まで対外的にもっと売れたはずなのにそこまで売れなかったことや、社内コミュニケーションがうまくいかなかったことであり、喜ぶべきは、社内外ともに成長の余地がまだまだ大きいことである。
結論からいうと、「マーケティング」や「営業」は、対顧客だけではないのだ。社内外ともに絶対必要とされるスキルなのである。ほとんどのベトナム人従業員は、「営業」を「販売」と考えている。だから、売れません。さらにマーケティング感覚の薄弱な人は社内コミュニケーションもうまくいかない。
単純な意味で、既存客の受注だけなら、カスタマサービスや総務でも十分に対応できる。新規開拓、そして既存客の掘り下げはなぜうまく行かなかったか。顧客への提案ができていない。なぜ?顧客のニーズが把握できていないからだ。なぜ?顧客のことがよく分かっていない・・・。社内において、後工程の「社内顧客」に対してもまた然り。
故に、マーケティング力や営業力は、何も営業職に限った話ではない。全従業員、特にマネージャーに必要とされる必須スキルである。本研修は、ただ二三売り込み技能の学習ではなく、マーケティングと営業の基本原理・メカニズムを徹底的に解説し、事例学習と模擬演習をも交えて受講者の基礎体力の向上を目標とする。
1月9日(水)、ハノイで終日開催「『ERISベトナム 立花塾』ベトナム人幹部・中堅社員育成研修(第7回)~社内外マーケティングと営業の基本(後編)」。
<予定主要内容>≪後編≫
● 前編のおさらい
● 社内後工程顧客向けのマーケティング
● 【模擬演習】社内マーケティングによる業務改善
● 顧客も知らない気付かない顧客ニーズとは
● 付加価値で差別化、顧客ニーズは作ってあげるものだ
● 顧客との信頼関係・共感・共鳴の形成~ラポールスキル
● 値引しない、安売りしない営業
● 提案型・課題解決型営業はなぜ強いか
● 「君の商品を買う理由をくれ」・・・
● 【模擬演習】ベトナム市場のマーケティングと売り方
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