毒を持っても自覚せず、悪人は良くならない(季羨林氏名言抜粋)

 中国国学の第一人者、北京大学教授・季羨林氏(2009年逝去)が残してくれた名言を一部抄訳。特に中国ビジネスにかかわる方々が何らかのヒントを得られたら幸いだ。

 ● 私が観察する限り、悪人は、毒をもつすべての動植物同様、自分が悪人や毒物だということを決して自覚しない。もう1つの発見がある、それは、悪人は良くならないことだ。

 ● 長い間、私は、ある「良き」願望をもっていた。私が、一人ひとりの他人に対し良くすれば、その一人ひとりの他人も私に良くしてくれるだろうと、褒めることがあっても、貶すことはないだろうと、そう願っていた。最近になってようやく気付いたが、それは根本的に不可能だということ。

 ● 私は、少なからず嘘をついた。そうしなければ生き延びることさえできないからだ。だが、私は真実を語ることを決して恐れてはいない。私が語った真実は、ついた嘘よりはるかに多い。だから、私は良い人だ。

 ● 真実を語れ、嘘はやめよ。嘘はまったくつかず、真実はすべて語らぬが良い。

 ● 一人ひとり皆完璧な人生を目指す。が、古代から現在まで、国内外を見ても、100%完璧な人生はない。だから、私がいう、完璧でないからこそ、それは人生だ。

 ● いま、私の人生は終着駅に差し掛かろうとしている。80余年歩んできた道を振り返ると、感無量だ。私は自分にこのような質問を突きつけたことがある。もし、私が神恩を授かり、来世にも人間として生まれ変わるのであれば、今世歩んできたこの道をもう一度歩むかという質問だが、少し考えると、私はこのように答える、「同じ道を歩むが、ただ、ある条件を付け加えよう、それは、「もう少し恥じらいに鈍感になること、もう少し腹が黒くなること、もう少し自己利益を多く考えること、そして、もう少し自知の明(自分を正しく知る力)が少ないこと」だ。

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