新型コロナウイルス拡大、中国経済への打撃は甚大

 中国旅行大手の携程(Ctrip)の株価は、1月17日からの10日間で20%近く急落した。

 新型コロナウイルス。日本のメディアがインバウンドへの打撃をいっているが、中国本土の旅行業はそれこそ桁違いの打撃を受けている。中国の旅行業は春節(旧正月)が最大の稼ぎ時。春節期間の売上は平均して年度の10%を占めるといわれている。今回は運が悪すぎるのか、春節の直前にウイルスが広がってしまった。

 旅行業だけではない。経済全般がある意味でほぼストップしている状態だ。上海市は春節連休を2月9日まで延長した。その先どうなるかは全く見えていない。資源は救援活動に集中投下するのは当然だ。一般企業は文句を言っていられない。

 中国経済は元々低迷していた。米中貿易戦争に入ると、問題をトランプに転嫁する。そこで第1段階の合意に署名し、「降伏」の姿勢を示した。今度は経済問題をウイルスに押し付けるだろう。とはいっても、経済への打撃が甚大かつ深刻であることは間違いない。実情だ。今年のGDPは良くて(発表ベース)5%台ではないだろうか。

 故に、これも繰り返し言っているが、撤退・移転を含めて、中国事業は早い段階で見直しをしたほうがいい。もう早い段階ではなくなっているけれど。

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