「魚米之郷」のセキンチャン、魚も海老も美味しい

<前回>

 お米の買出しを終えると、車でセキンチャン市内に戻り、昼食をとる。農産物と水産物に恵まれる場所は、「魚米之郷」といわれるが、セキンチャンがまさにこれに相応しい。海鮮が美味しいと定評がある。とはいっても、道端にある家族経営の海鮮料理店がほとんど。

 適当に駐車スペースの空いている店に入る。センシティブな時期のせいか、ほかに客がいない。店は華人の家族経営で、メニューも注文取りもすべて中国語。お世辞にも見てくれのよい店ではないが、味は素晴らしくて値段も安い。運転がなければ、酒でも飲んでもっとたくさんの品を注文していただろう。

 マレーシアに住んでからは、この手のB級店が大好きになった。サービスはまったく期待できない。いや、サービスはどうでもいいのだ。安くて美味しければ、それだけで十分。白身魚の揚げ蒸し、大きな海老と卵蒸し、それに野菜とご飯。ポーションが大きく、2人がかろうじて完食した時点でたらふく満腹。

 ご馳走様でした。車を運転して午後15時に帰宅。

<終わり>