警察HPで拳銃オンライン販売、暗黒勢力の台頭か?

 警察が、拳銃を販売する?四川南部公安局のウェブサイトに、何と、拳銃販売の書込み広告が掲載されていた。

 「軍用拳銃、54型1400元、・・・無料銃弾100発付・・・」

25681_2四川南部公安局ウェブサイト、拳銃販売広告

 警察がいくらなんでもこんなことはしないだろう。悪意の書込みに違いない。それでも大胆すぎるのではないか?灯台下暗し?それとも、公安への宣戦布告?公安ウェブサイトの安全性にも問題があるだろう。せいぜい、書込みの内容くらいはチェックしないと・・・

 それよりも、広告が本物なら、中国で武器が公然と販売されているのかと思うと、治安問題を懸念せずにいられない。

 中国は、「買凶」という商品(?)がある。殺し屋を雇うということだ。殺し屋といっても、香港映画に出てくるような洗練されたマフィアじゃあるまい。路頭に迷う出稼ぎ者で、素人殺し屋になったりするようだ。それに、腕一本いくら、足一本いくら、命一本いくらと相場もあるようだ。

 素人殺し屋なら、鉄パイプとか包丁、果物ナイフだが、拳銃になると、穏やかじゃないなあ。ターゲット以外の第三者に銃弾でも当たったら、考えるだけでぞっとする。

 胡錦濤主席が「安定がすべてだ」といっているのも、納得。そもそも、拳銃は本物かどうか?本物ならどこから来ているのか?流通ルートは?・・・徹底的に洗ってほしい。

 公安局が、慌てて声明しているのは、「このホームページは、メンテナンス中で、誰かさんに侵入された」。まず、自己責任の逃避。もっと、深刻な問題は一言も触れていない。そもそも、公安も素人なら、市民が困る。

 世の中、犯罪よりも怖いのが素人と無責任だ。

タグ: