「座りすぎ」が危ない

 昨年末あたり、激しい腰痛に襲われ、椅子から立ち上がるのも大変だった。1月からは毎日2時間の水泳を始め、2か月が経過したところで、ほぼ痛みが消えた。

 「座りすぎ」がいちばんの原因だった。私の場合は仕事柄、ただでさえパソコンの前に座る時間が長いのに、コロナで出張も外出もなくなり、「座りすぎ」の問題がついに表面化したのだ。

 日本における「座りすぎ」研究の第一人者である早稲田大学スポーツ科学学術院・岡浩一朗教授(著作『「座りすぎ」が寿命を縮める』)は、「座ること自体が悪いわけではなく、座りすぎることが問題なのだ」と指摘する。

 岡教授の調査によると、日本人の1日の平均的な総座位時間は8~9時間。1日8時間以上座っている人は、疾病罹患リスクや死亡リスクが高まることを裏付けるデータが多く見つかっているという。座りすぎると腰痛や肩こりになるだけでなく、「座りすぎると死を招く」という時代になった。

 私は毎日10時間以上も座っていた。これはもう、危険水域を超えるレベルだ。仕事を減らし、運動を増やす。それ以外に方法はない。水泳は体重をかけずに全身の筋肉を鍛えられるスポーツである。そこで1日2時間の水泳を1月から始めた。ゆっくり泳ぐと、「考える」ことができるので、「思考」のための時間にすれば無駄はない。

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