中国系ファーストクラス(2)~中国東方航空、スープの感動

<前回>

35405_1中国東方航空ファーストクラス(A330型機)
35405b_1中国東方航空ビジネスクラス(A333型機).

 エコノミークラス料金で、ファーストクラスまたはビジネスクラスに乗れる。最近、中国の航空会社は競争激化のせいか、相次いでキャンペーンを打ち出している。出張の多いビジネスマンにとって嬉しい限りだ。

35405_2
35405b_2中国東方航空ファーストクラス、マッサージ機能付の座席調節パネルとゆったり空間

 中でも、もっとも頻繁にキャンペーンをやるキャリアといえば、中国東方航空だ。最近、ピークでもない限り、大体、やっている。

 上級クラスといえば、ファーストクラスとビジネスクラスだが、機種によってファーストだったり、ビジネスだったりする。どちらもエコノミー料金で乗れるとなると、ファーストに乗ったほうがさらに得した気分になる。

 そこで、ファーストVSビジネスの比較をしてみた。

35405_3
35405b_3中国東方航空ファーストクラスの機内食、スープも出る

 まず、座席だが、若干ファーストの方が広く、ゆったりしている。それから、何といっても、マッサージ椅子機能までついている(実際にやってみたが、微動だけでマッサージとは到底いえない)。食事でも大差はないが、ファーストでは、メインが出る前に、スープがサーブされるのが特徴だ。

35405_4中国東方航空ビジネスクラスの機内食

 飛行中、キャビン内は乾燥しているので、体が水分を求め、スープを美味しく感じる。日本国内線の場合、インスタントと思われるコンソメスープが出るが、それでも嬉しくなる。ここ中国の場合、スペアリブの入った本格派スープまで用意されているのが凄い。満足、満足。

 サービス面では、ファーストもビジネスも明らかな差は感じられないが、エコノミークラスとの差は大きい。何といっても、笑顔が素晴らしい。それだけで癒される。

 ファーストやビジネスの欠点といえば、離陸後、大体キャビン内の遮光板が全部降ろされることだ。なぜか寝る人が多く、大多数の乗客に合わせて、真っ暗闇にされてしまうのだ。あと、エコノミー料金で購入したファーストもビジネスも、キャンペーンでマイレージに算入されないのが一般的だ。

<次回>