上海出張(1)〜最強エコノミーと最強湖南料理

 6月30日(金)、中国出張。8時40分クアラルンプール発上海行きの便に乗り込む。マレーシア航空エアバスA330型機には最強のエコノミークラスが搭載されている。ビジネスクラスのすぐ後ろに、2列だけのプライベート空間。今日は乗客3名だけ。一般エコノミー料金に追加6000円とは激安。コロナ期間経費削減キャンペーン中の私には最適。

 梅雨の上海、定宿のオークラ花園飯店(ガーデンホテル)に8泊。チェックインの日本人客が増えた。

 夕食はホテルから至近距離にある湖南料理店「滴水洞」でとる。酸菜毛豆。この泥臭い庶民の味は、沁みる。白いお粥が欲しくなる。中国農村の原風景を求める地方出身者客が多いようだ。これらの地方出身者は上海で出世したエリートで羽振りが良い。

 長沙臭豆腐は、少々失望。旨いのだが、紹興に比べると、臭さ不足。上品すぎる。激臭の紹興カビ料理シリーズの虜になった私は、味覚が異常な部類に入るので、お店の問題ではない。

 スズキの湖南蒸し。太った魚の脂肪とゼラチンに染み込んだ辛み。味蕾の刺激度は100%。辛い、汗が吹き出る。湖南料理といえば肉中心と思いがちだが、魚もなかなかいける。

 ご馳走様でした。

<次回>