日本人は世界トップクラス頭が良い、なのになぜ日本が衰退するのか?

 日本人は世界でもっとも頭の良い民族だ。2023年版「平均IQが高い国」ランキングでは、世界知能指数1-6位は、日本人、中国人(華人)、韓国人が総取りしている。東アジア系黄色人種の知能知数は、白人を超えている。明らかな科学的根拠である。

 しかし、世界知能指数1位の日本人は、なぜ苦しんでいるのか?答えは1つしかないーー。「知」があってもそれが抑制されている。「知」は「能」に転換できていないからだ。何が日本人を抑制しているのか?結論から言うと、日本社会の「空気」である。山本七平いわく「空気」が日本人を制御する妖怪だ。同じ民族の北朝鮮人も測ったら知能指数が韓国人と変わらないかもしれない。それも社会的システムに抑制されている。

 日本人の知能指数が高くても、なぜこんな日本は衰退する道を辿っているのか。日本人集団(共同体)日本人個人のIQを殺しているからだ。日本人は決して馬鹿になったわけではない。問題は共同体なのだ。

 日本人は平均的に頭が良い。ただ個体の頭の良さは共同体によって制限されている。平均的に頭が良いので、群を抜いて頭の良い者は異常値になり、共同体から排除(ないし制裁)されてしまう。いわゆる同調圧力。日本社会の場合、共同体から排除されると不利益を被り、場合によっては正常な生活すらできないので、一般的に極力それを回避する。

 共同体からの排除・制裁を恐れて個体の日本人は自分の頭の良さを100パーセント発揮できない。周りの「空気」を気にして仕方がない。長い間、このような「自己抑圧」が継続すると、ついに元々優れていた抽象的思考力や問題解決能力が衰えてしまう。いや、正確にいうと、消えるわけではなく、「潜在化」させられることだ。

 フェラーリがあまりにも多く集まって、街が常に渋滞している。そんな街を走るフェラーリの1台だけでも、いざエンジンをブンブンかけてみると、たちまち目立って叩かれてしまう。のろのろと走るフェラーリ軍団はついにカローラ化し、アクセルを思い切って踏めなくなるのが日本人ではないかと。

 教育も問題だ。エンジンをブンブンかけることをタブーとする教育によって洗脳された日本人は、その不作為を「謙遜」「美徳」と思い込んでいる。そのうえ、「唯一の正解」を暗記することによって、日本人の論理的思考力を抹殺し、潜在能力をさらに潜在化させ、埋葬してしまう。

 日本人は学習好きで非常によくモノを学ぶ。ただ「学び方」を学んでいないし、教えられていない。すると学習の効率が非常に悪い。簡単にいうと、日本人は「How 」をよく学んでいるが、「Why」を学ばないことだ。

 「How」とは、特定の時間、特定の場所、特定の当事者が特定の条件下で形成されたいわゆる「Know-How」である。条件が変われば、結果も変わるわけで、「Know-How」を学ぶのは、確実でないし、失敗の元にもなり、効率が非常に悪い。だから、まず「Why」を学ぶことだ。

 「Know-Why」さえ習得すれば、その時間、その場所、その当事者、その条件下の「Know-How」がついてくる。しかも、いくつもの「Know-How」が同時に自動的についてきたりもする。効率は非常に良いのである。正確性も非常に高い。

 総じていえば、日本は「知的資源浪費大国」である。

 国家や社会は変えられないが、個人なら変えられる。自分や家族の知的資源を無駄にしないために、とにかく、日本を離れることだ。日本の「空気」から脱出することだ。海外でIQ顕在化の鍛錬を重ねることだ。子供なら、なるべく早い段階で海外に送り出し、日本型の教育を受けさせないことだ。これに尽きる。

 日本人の「知能指数」が世界1位だが、「体能指数」は下位部類ではないかと。「知」は頭脳力、既知の処理能力。「体」は実施力、生存力、サバイバ力、未知への対応力だ。中国人(華人)と韓国人は、知能指数が日本人より僅差で劣っているが、その体能が大きく日本人を上回るため、結果として総合力では日本人を抜いてしまう。日本人が中韓を嫌う理由は、そこーー。ずるい、汚い勝ち方だと。

 世界知能指数1-6位は、日本人、中国人(華人)、韓国人が総取りしている。北東アジアモンゴル系の黄色人種の知能が群を抜いている。この3か国が連合すれば、アングロサクソンを凌駕し、世界を制する。アングロサクソンに盲従する必要は全くない。自信をもって世界をリードしていけばいい。

 白人主導による競争メカニズムにおいて、黄色人種の優位性がいよいよ顕在化してくると、白人系とその追随派の既得権益層が焦ってイデオロギーを持ち出し、日中韓3か国の不和や対立を利用し、分断作戦に乗り出す。その手に乗ってはいけない。それこそ白人に見習って人種同盟を組むべきだろう。連合の利益が分断の利益を大きく、大きく上回るはずだ。

 歴史の逆転は起きようとしている。それは逆転できないのである。

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