ポートディクソンの道草、スープ系海鮮と手作り豆腐

<前回>

 9月14日(木)、ポートディクソン滞在の翌日。今回は近場なので、1泊2日の短い小旅行。帰り道は立ち寄りたいところがあってもわずか40kmの道のり。焦らずにゆっくりと道草を食いながら帰途につきたい。

 11時過ぎ、まずは昼ご飯。ホテルから一度マラッカ方面へ南下し、数キロ先の海辺に「Xiwang Village Seafood Restaurant(興旺海鮮城)」というローカルレストランがある。またもや海鮮三昧でいきたい。

 スープ系の料理にしたのは、ボリュームを減らしながら品数を多めに頼めるからだ。シーフードのココナッツ盛りは、別途追加用のスープまでついてくるのがうれしい。醸豆腐もスープベースだし、さらにラクサはもちろんスープ。

 昼食を食べて視察先を2か所回り、おやつの時間がやってくる。目指すはポートディクソン街のはずれにある豆腐専門店「MiTaufu Lukut Fried Peanut Tofu(炸花生豆腐)」。ピーナッツ豆腐とは何なのか、興味深い。

 看板料理のピーナッツ豆腐とは、その名の通り、ピーナッツミルクをベースにした豆腐の揚げ物。揚げたての豆腐は、香ばしさが溢れ、大豆とピーナッツの香りが同時に口内に充満する。この店はすべて手作り、すぐ裏に豆腐作りの作業場がある。

 豆乳ももちろん手作り。上等な大豆から作られた豆乳は、なめらかな舌触り、豊かな風味、もちろん保存料無添加。オリジナル豆乳、無糖豆乳、黒豆豆乳など種類が多い。

 食後のデザートに最適なのは豆腐花。豆乳の風味が感じられ、なめらかな食感が素晴らしい。食べ終えて、豆乳と豆腐花をクーラーボックスいっぱい詰めて帰る。自宅用以外に近所のお土産もだ。

 ご馳走様でした。

<終わり>