「3階建て人事制度」バージョンアップへ

 駐在員・管理職の終日研修2回、半日セミナー4回。今回の中国出張は北京と上海2か所、セミナー・研修講演計30時間。これで、2013年分はすべて終了。

 コンサルタントとして、すべてがサクセス・ストーリーではない。失敗事例も当然ある。最近のセミナーや研修では、失敗談を交えて語るようにしている。失敗もするコンサルタントには依頼が来なくなるのではないかという懸念もあるのだが、私はそれを恐れていない。100%成功するコンサルタントが世の中にいるかもしれないが、少なくとも私はその部類に含まれていない。だったら、正直にいえばいい。

 気がつくと、私の主力コンサルティング「多重層人事制度」(俗称「3階建て人事制度」)は、ここ数年大きな改造・バージョンアップは数度行われているが、失敗データがこの作業に重大な貢献をしてくれている。案件依頼にあたって、企業からは成功事例を紹介してくださいと言われることが多いが、むしろ、私は失敗事例を進んでさらけ出している。

 先日のセミナーでは、「人事制度構築成功のキーポイントは?」と某社の責任者に聞かれたが、私はこう答えた「経営者が失敗を恐れないこと、コンサルタントは失敗を隠さないこと」

 他社の成功事例に興味を示す気持ちはよくわかる。だが、異なる企業でしかも、人事という生きた人間相手の仕事である以上、動態的に、完全に成功事例を複製することが不可能に近い。人事制度の改革、制度そのものの改造はさほど難しくない。問題は、意識改革。それが制度そのものより数倍も数十倍も改革が難しい。特に既得利益者層は改革を敵視し、拒否する。そこを克服さえできれば、改革の成功確率が数段上がるだろう。いや、改革とは実は、意識改革なのである。

 2014年、「3階建て人事制度」は新たな姿に変身し、デビューする。

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