秘密裏の支援活動、非道と虐待に負けない生命力を!

「女工哀史の再演、メイドへの非道と虐待に驚きと怒り」の続き>

 酷く虐待されている近所のフィリピン人メイドAさんへの支援は、食料品差し入れの定例化。長時間の労働にもかかわらずまともな食事が与えられていない。栄養不良でもともと小柄の50キロ弱の体重が30キロ台に落ち込み、生命維持に必須な栄養やエネルギーが顕著に不足している。健康や生命安全の問題、そして体調不良による労働中の事故等二次被害を懸念せずにいられない。

141107-0913-Home我が家の食事の差し入れ

 通常我が家の食事を多めに作って、彼女の分をコンパクトにパックして朝9時以降の特定の時間帯に差し入れる。その時間帯は彼女のマダムの毎日の定例外出時間でなんとか監視の目から逃れることができる。しかもセキュリティーカメラの死角を狙っての隠ぺい工作も欠かせない。

 さらに来週からどうやら来客がいてしばらくマダムが終日在宅となる模様。するとランチボックスの差し入れが困難になる。そこで非常用食品の備蓄ということで、Aさんのために買い込んだ食料品や飲料を小分けしてここ数日、秘密裏の搬入作業を進行中。

141107-0910-Home_01非常時備蓄用、長期戦に備えての物資差し入れ

 何とか彼女が来年4月までのメイド契約期間に無事に耐え抜き、そして健康の体で故郷に帰ってほしい。

<次回>

コメント: 秘密裏の支援活動、非道と虐待に負けない生命力を!

  1. 何の関係もないお隣のメイドさんに対する援助。立花夫妻の優しいお心が伝わってきます。

    ここで立花先生の援助の哲学について是非お聞きしたいです。今回の援助は、目前のメイドさんの命に係わる出来事で大変急を要するものです。だからこそ、食糧の支援という生命維持の根幹に関わる援助をなさっているのだと思います。
    一方、ヨレヨレであるはずのメイドが毎日元気に働いているとなれば、いかに鈍い雇用であれ、遅かれ早かれ事態の異常に気付くはずです。(何人ものメイドが逃げ出した経験も豊富な雇用主ということですし)。

    立花先生ほどお仕事の単価が高い方であれば、毎日この食糧援助に割く時間単価の合計は、メイドの給与をはるかに超えるものだと思います。
    そうすると、食糧援助をするよりも、メイドさんを辞めさせてその分を本国に送金してあげたほうが、メイドさんの(援助を発見され暴力を振るわれる)リスクの軽減、立花先生の時間コストパフォーマンスの向上という点で効果的だとは言えないのでしょうか。

    是非、立花先生の援助の原則をご教示頂ければと思います。

    1. 大磯さん、リマインドありがとうございます。人件費云々よりも、差し入れの実施は外国人の私たちが行くと目立ちますので、フィリピン人メイドの仲間経由でやってもらっています。なお、不労所得を送金するつもりはありませんが、その代りに本人にその意思があれば現在の契約終了後に我が家で働くことを提案しています。本人も一度フィリピンに帰郷してから検討したいと言っています。

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