結婚時の離婚手切れ金約定、「出口」確保はリスク管理の基本

 結婚は契約だ。

 結婚式で男女が「永遠の愛」を誓い合うが、イスラム教は違う。恋愛中熱々だった愛情は一生続くとは限らない。後日夫婦間にトラブルが生じそのときになってもめるよりも、いっそう結婚当初に契約を取り交わしたほうがよい。いざ離婚するときの条件を具体的に取り決め、それを契約にする。

 また、シャリーア(イスラム法)の家族法に基づき、結婚時に男性から女性に支払うマハル(結納金)の額も、離婚のときに支払うマハル(離婚金、手切れ金)の額もすべて取り決められ、契約書にちゃんと盛り込んで新婦、新郎そして立会保証人がサインし、これをもって契約が成立する。

 最近、イスラム教の結婚契約制度を勉強している。いろいろとヒントを得て、そのコンセプトを生かし内容を最適化したものを、2015年最新版の中国3階建™人事制度に盛り込む。

 世の中、すべてのカップルが「永遠の愛」に恵まれるものではない。企業、労使関係もまた然り。リスク管理とは、「出口」を確保することだ。

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