中国市場の景気は?明暗の両側面をどう見るか

 上海出張中、あまり景気のよい話は聞かない。

 日系某A社の中国国内売り上げが3割減、某B社の生産ラインの半分が稼動停止・・・。製造業についてどうしようもないといっても国内市場相手の企業はまだ大丈夫。いやそれも怪しい。自動車産業も市場成長の鈍化が避けられないとか・・・。

 いつもそういう話をしていると、いやまだまだ人の消費意欲が凄いし、多くの店が繁盛しているのではないかといった反論がやってくるが、まあ、ぜひその消費意欲の高い消費者にどんどん売り込んで繁盛してくださいなとしか言いようがない。

 中国の景気。いろんな見方があるなか、全般的に私は悲観的だが、ニッチの存在も否定できない。うまく突っ込めば収穫は期待できる。ただ並みの日本人には残念ながらその力を持っていると思えない。

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コメント: 中国市場の景気は?明暗の両側面をどう見るか

  1. 立花先生のおっしゃる通りですね。

    着眼点が違えば、結論も異なります。
    日系企業や製造業を基準とすれば、景気減速の影響がもっとも大きく出るわけですし、ニッチ市場に着目すれば、むしろ隆盛を迎えている業種もありますよね。

    中国の場合、マーケットが大きいのでニッチ部分でも日本マーケットと同じ大きさがあるとも言えるから、人によってはそういう意見も出るのでしょう。(でも、立花先生に面と向かって、そのような意見を言う方がおられるとは!)

    中国の製造業の減速と言えば、大きな疑問があるのですが、間違いなく生産量が減るはずの状況なのに、大気汚染はますますひどくなっていくというのはどういうことなのでしょう?

    日本のCO2排出量はリーマンショック後に大きく減少したそうですが、大気汚染は景気減速の影響を受けないのでしょうか?非常に不思議です。立花先生は何かお考えをお持ちですか。もしよろしければ、ご意見をお聞かせください。

    1. 三須さん、おっしゃる通りです。ニッチ市場でも規模の大きいものがたくさんあります。私は仕事の内容からして畑が違い、ニッチ市場の具体論的な調査をしていないので無責任なことはいえません。ご了承ください。

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