「マイペンライ」型発展のプーケット、明日はどこへゆく

 何年ぶりのプーケットか、物価がずいぶん上がったなと実感する。

160312-1824-Phuket-Aleentaプーケットの夕日

 まず、空港から走って20分程度のホテルまで、エアポートタクシーは何と800バーツも取る。ぼったくりかと思って憤慨し、何か所当たっても均一料金になっていた。これはクアラルンプールの3倍だ。ちょっと、それはないだろう。高すぎ。

160310-1826-Phuket-Thanoon_01ローカル海鮮レストラン160310-1830-Phuket-Thanoonなんと海葡萄発見、沖縄とどっちが本場?

 食事も、タイが安いという印象が薄れた。ローカルレストランでちょっと海鮮をつまんで2人で1700バーツ。ホテルで食べるとその3倍になる。特にマレーシアに比べると割高感が突出してしまう。

160312-1854-Phuket-Aleentaホテルの海鮮バーベキュー

 外国人とローカルの二重価格が鮮明だ。これはいかにも、発展途上国の匂いがプンプン。東南アジアの一応兄貴分なのだから、もうちょっと成熟したらどうだと言いたくなる。

160312-1838-Phuket-Aleentaアンダマン海の夕日とモヒート

 インフラもマレーシアに比べて立ち遅れているように感じる。最大な難点はやはり言語の問題。今回再認識させられた。基本的に英語は通用しない。エアポートタクシーの運転手は、「Receipt」「International Terminal」もまったく分からないのがたまげる。商売の基本的ツールではないか。学習意欲は微塵も感じられない。これも、「マイペンライ」(タイ語:気にしない、ま、いいか)のうちなのか・・・。

 プーケットの開発は止まる気配がない。知名度があって、津波の被害も跡形なく消え、繁栄が戻ってきた。ただ、将来のビジョンは一向に見えてこない。そんな印象を荷物に詰めて、私はクアラルンプール帰還の飛行機に乗り込んだ。

 次回は、もう少しプーケットの話を続けよう。