知性の時代ではない、適性の時代だ。強者の時代ではない、適者の時代だ。
つくづく思った。学歴やら経歴やら、ノウハウやら経験なら、学者やらエリートやら、ある意味で時と場所によっては、無用の時代に入りつつある。いや、逆に邪魔になることすらある。
私自身もいわゆる「博士号」とか「MBA」とか片っ端から取った人間だが、そんなに期待されたように役に立っているとは思っていない。
「諸君はいままでの数年間で勉強してきたもの、そのほとんどをもう忘れたでしょう。それがよろしい。ただ一つだけ、物事の考え方だけ、これが変わったならば、もう十分だ。厳しい世界ですが、しっかり生き残れ!」
MBAの卒業式で教授に言われた最後の言葉だった。
ビルゲイツも、スティーブジョブズも大学は出ていない。しかし、彼が作った会社の大部分の社員は高学歴だろう。大きなことを動かそうとすれば、大きな組織が必要になるし、大きな組織を動かすためには大勢の高学歴の者が必要になる。立花先生は今はほぼお一人で会社を運営なさっていると思いますが、これまでお雇いになった社員は低学歴の方のほうが多いんですか?
お答えします。→『学歴は役に立たない、日本社会をダメにする理由』