「戦略ないのが戦略」、当たり前のことを当たり前にするだけ!

 某企業家が成功した秘訣としては、以下挙げられました。

 「納期を守り地道にコツコツとやってきた」

 「当たり前のことをただ当たり前にするだけ」

 私は、ビジネススクールで、「経営戦略」やら「マーケティング戦略」やらやたらと「戦略」を勉強してきましたが、はっきり言っていまひとつ要領を得ていません。

 商売の原点は、そもそも、これではないでしょうか。地道に、コツコツと、当たり前のことをただ当たり前にやるだけ、もう一つ、私から付け加えますと、日々、「お客様と社員に、感謝の気持ちを込めて」です。

 いま、経済紙をめくると、やたらと「戦略」の文字が目に付きます。企業は、本当にこんなに戦略が必要なのでしょうか?われわれ経営コンサルタントは、お金を稼ぐために、やたらと格好の良いこと、何でも「戦略」と名付けて顧客企業に売り込む・・・あまりにも無節操です。

 簡単なことを複雑にするのが、誰でもできるのですが、複雑なことを簡単にするほど、複雑なことがないのです。

 コンサルティング名門のM社やB社ももれず、「戦略」を語らぬ日はないほど、「戦略」好きです。「戦略」は本当に役立つのでしょうか。一流のコンサルタント、一流の経営者、一流の「戦略」があったら、世界がバラ色、企業はバカ儲け、「戦略」がここまで語られても、世界が不況のどん底に陥り、企業が大切な社員をリストラするのは、なぜなのでしょうか?

 そもそも、「戦略」とは、何かを問いかけたい。

 「戦略とは、やることとやらないことを決めることです」――これは、私が大金を払って、ビジネススクールから学んだことです。これだけのことです。当たり前のことを当たり前にやるだけのことです。

 要は、戦略ないのが、戦略なのです。

 「当たり前のことを当たり前にやるだけ」、それだけのことを、企業がコツコツとやれば、必ず報われると私が信じています。

 数ヶ月前、当社の面接に来た候補者から、「御社の中長期的戦略は何ですか」と聞かれたとき、私は、「戦略がないのが、当社の戦略です」と言いました。候補者が、漠然とした表情でした。

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