第3ラウンド。8月 13日 (月)、朝から妻の料理教室。ニョニャ料理を勉強したいというので予約を入れておいた。ジョージタウンから車で片道30分ほどの海岸沿いにある「Tropical Spice Garden」では、ほぼ毎日クッキングクラスが開かれている。

私は料理教室には参加せず、最終的に妻が作った作品を食べるだけという「ダイニング・ゲスト」として申し込んだので、教室の終盤に立ち会った。丁寧に説明しながら、手取り足取り教える素晴らしい先生だった。
ところが、少し気になることがあった。妻が一部、先生の指導にいささか笑顔で反発していたことだ。水を入れるよう先生に指示されたときにそれを拒否したのだった。なぜ?後から私が妻に確認してみたところ、「水だと、味が薄っぺらになってしまう。我が家では、通常出汁を入れているのです」と説明してくれた。
素晴らしい妻だ。その頑固さには惚れ直した。教室の場合は、時間の制限もあって究極の味を追求する場ではない。そういう事情もあるだろうから、何もすべて教室のレシピ通りにやる必要はない。批判的な思考と建設的な発想をもつべきだ。

料理教室では特定品目の1品や2品しか教えてくれないが、高い授業料を払って、1品や2品を覚えるだけではもったいない。原理的なものを勉強して、運用の幅を広げ、なるべく多くの品目を作れるようにしたいと、感想を述べる妻には敬意を抱かずにいられない。
ブラボー!「Know-How」よりも「Know-Why」だ。




