本末転倒の憲法崇拝、平和保持の要件検討は不可欠

 日本人の憲法崇拝は病的だ。憲法は国家権力から国民を守るための法律だというが、国家権力とは国家存立を前提としている。国家が外国の侵略で消滅すれば、国家権力すらなくなり、憲法も消滅する。

 法律というのは主体の生存を前提とする規範だ。この基本的な常識をもたずに、単なる憲法崇拝を唱えるのは、本末転倒である。宗教の聖書なら、死後の世界をも扱うが、法律の聖書化は愚にほかならない。国民の命と平和な暮らしを守れない憲法があったとすれば、直ちにこれを改正しなければならない。

 日本の憲法を「平和憲法」というが、では他国の憲法は「不平和憲法」とでも言いたいのか。馬鹿げている。

 未だに戦後の平和が憲法から与えられていると思っている人がいる。思考停止としか言いようがない。世の中あるゆる事象は、その根源となる原因や理由が複雑に交錯しているのが常であり、平和も同じ。憲法があれば平和だという考え方はいかに幼稚か。平和でいられた理由を全面的に洗い出せば、本質は見えてくるはずだ。

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