考えることを考えることと学び方を学ぶこと

 「金がある時ゃ、暇がない。暇がある時ゃ、金がない」。――九ちゃん音頭(坂本九)の一節。付け加えると、「金も暇もある時ゃ、命がない」といったところかな。

 「時は金なり」というが、金は貯められるが、時間は貯められない。価値という意味で、時間と金とは同列に比較することができない。時間で金を生み出すことができても、金で時間を生み出すことはできない。

 そして、金に不平等があっても、時間は誰にも絶対に平等だ。故に、人間にとってもっとも大切なのは、時間の使い方で、もっとも価値のある使い方(贅沢な使い方)は、「考える時間」ではないかと思う。

 AIは発達して考えることができても、考えることを考えることができない。「考えることを考える」とは何か。「学び方を学ぶ」という概念に近いかも知れない。

 と、今日も考える時間を作ろう。

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