ポスト安倍、ダークホース河野太郎防衛相の「女系天皇検討論」問題

 ポスト安倍。ダークホースの河野太郎防衛相は反中陣営の先頭に立ちながらも、女系天皇も含めて検討する必要があると発言した。報道に接した保守陣営にがっかりした人も多い。

 河野氏の天皇制言及、左の「拡大表現」にまず注意する必要がある。対中強硬の河野支持派を切り崩すための手法としても警戒すべきだろう。

 保守陣営に愚直な人が多い。女系天皇の検討に言及しただけで、河野氏を排除してしまう。この現象で喜ぶのは誰か、よく考えてほしい。

 さらに河野氏も馬鹿ではない。この時期にアレルギー感を惹起しやすい女系天皇検討論を持ち上げる真意とは何か、これもよく考えてほしい。

 政治家については、「言うこと」よりも「やること」を注視すべきだ。政治家の「言行不一致」は常態であり、倫理的にいえば必要悪なのかもしれない。

タグ: