ジュリアーニ氏がバイデン一族の不正疑惑を暴露している。暴露の手法が大変面白い。
小出しにネタを出す。すると、暴露される側(バイデン)は否定できない。Aといわれて、Aを否定すると、次はAの否定を否定するネタが出てきたら、終わりだ。次どんなネタを出されるか分からないからだ。
嘘をつくことは難しい。嘘を嘘で固めることがもっと難しい。嘘の総量が倍々増えると、どこかで破綻する。有能な弁護士は、相手側にどんどん嘘をつかせるのである。嘘が嘘であることを証明するよりも、相手自身の論理破綻を誘導するほうが効果的だ。
タイミングも大切だ。投票日まで2~3週間という間に次から次へと暴露をしていると、完全に出し切ったところで、ようやく論理を作って反撃しようとも、時すでに遅し。
さらに、その期間に反撃できないと、やはり怪しいという印象を世間に与えてしまう。ドラマシリーズのように観客をその世界に誘い込む。
そうだ。10月22日にトランプとバイデンのTV討論がある。その場で何か暴かれると、即応しなければならない。バイデンにとっては悪魔の討論になるだろう。ボケていられる場合ではない。
凄い。