グローバル化という妖怪の実態!日本人も被害者だ

 トランプは、反グローバル化で批判されてきた。大方の日本人もグローバル化を善としている。とんでもない。そのメカニズムを説明しよう。

 まず、妙な現象がある。トランプ共和党は減税・低福利、民主党は増税・高福利と政策の違いが明らかだ。通常、企業は減税を歓迎し、増税に反対するだろうが、なぜ米国の大企業は民主党の増税を支持しているのか。答えは1つ。大企業は米国よりも、外国で多く稼いでいるからだ。グローバル化のお陰だ。

 グローバル化の下で、製造業がどんどん中国に移る。米国民は多くの仕事を失い、失業者となった。中国に移った製造業で中国が勃興した。しかし、その利益は中国人労働者に還元されずに、中国共産党政権にまんまと吸い上げられた。その一部が米国大企業に流れ込む。だから、財界はグローバル化の受益者だ。

 中国経済を支えるべく、資金の需要が拡大するのはまだしも、特権階級が資本市場からこれも莫大な利益を吸い上げる。彼らはウォール街とグルになって、投資者から巻き上げた資金を得体の知れない中国企業に注ぎ込む。そうした意味でウォール街はもはや、グローバル化をなくして生きて行けない。

 シリコンバレーの大手IT企業も中国共産党と手を組む。SNSは中国で禁止されても、それ以外に多くの利益を手にしている。ビッグデータがその1つだ。中国共産党はビッグデータで中国国民の監視だけでなく、外国の支配にも乗り出している。シリコンバレーは利益のために、自由民主主義の毀損に加担しているのだ。

 だから、米国財界はグローバル化大好きで、トランプ大嫌いなわけだ。グローバル化から被害を蒙っているのは、米国国民。失業者が増え、生計が立たなくなったところで、民主党が福利をばら撒き、票を集める。福利の財源が不足するのは目に見えている。しかし、民主党にとっては、10年後、50年後、100年後のアメリカはどうでもいいのだ。目先さえよければいい。

 民主党は、増税して福利で税金をばら撒く。トランプ共和党は減税で、仕事を作る。まともな国はどっちかが一目瞭然。仕事も富もどんどん国外に流出し、米国は社会主義国家になり、崩壊する。人間は真面目に懸命に働いて糧を稼ぐ。原点を見失い、安易な金儲け、不正な金儲けを考えたら、世の中は成り立たない。

 グローバル化の理念は素晴らしい。ただ現状はどうであろう。グローバル化は、ヒト・モノ・カネの自由流動をもたらした一方、不公平・不公正をももたらした。その運用ルールを是正しない限り、グローバル化は一時中止が必要だろう。競争は良いものだが、不正な競争は許されるべきではない。

 我々日本人も少なからず、グローバル化の被害者になっていないが、大きな利益を手にしているのは一部のエスタブリッシュメント、特権階層に限られている。彼らもグローバル化大好き、中国大好きである。

 この構図は米国と共通している。グローバル化の恩恵で、安くて品質の良い「Made in China」を手にしているのではないかと、大方の日本人は騙されている。日本人の収入はなぜ上がらないのか。それを考えたら、物事のメカニズムも見えてくる。20万円の給料で1000円の商品を買うのか、それとも40万円の給料で2000円の商品を買うのか。

 このたびの米大統領選挙。大企業からの献金額をみると、グローバル経済擁護者のバイデンがトランプの数倍にも達する。バイデン一族の海外不正そのものをみても分かるように、グローバル化の産物である。

 これが、グローバル化という妖怪の実態だ。

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