左翼社会主義者の手口、アメリカは負けてはならない

 マルクス主義の基本は、階級闘争。社会を分断し、分断された集団間の闘争を利用し、政権を奪取し、特権階級のための新たな秩序を構築する。

 階級闘争の基本は、人間の格差意識。彼ら社会主義者は、あらゆる「差異」「区別」を利用し、「格差意識」を作り出し、拡大解釈し、プロパガンダで煽動し、社会に植え付ける。性別や人種だけでなく、バイセクシュアル、トランスジェンダー、職業、身分、教育などなど、あらゆる差異を格差意識の素材にする。

 左傾化教育の下で、人間のストレス怠惰本能が、格差意識の燃料に変わる。些細な偶発的な事件が意図的に拡大解釈されれば、たちまち引火する。ポリティカル・コレクトネスとされる平等の実現、格差を消滅するには、犯罪を含めてあらゆる手段が正当化される。社会主義者には従来の倫理道徳を破壊する必要があるからだ。

 そこで大麻自由化やらフリーセックスやら、人間の欲望や堕落が放出する。それは自由でなく、社会に無責任な放縦にほかならない。

 この放縦堕落者には、社会主義者は福利をばら撒く。頑張って努力する者、正直者が馬鹿を見る社会が出来上がる。中流階級が減り、堕落者下層が増えれば増えるほど、依存性増長で政府に頼り、福利を必要とする。頭数的に多いため、票が積み上げられ、社会主義者は永遠に特権階級の座に居座ることができる。

 気がつけば、大多数貧困層少数特権階級からなる究極の格差社会ができあがる。それが形成されたとき、時すでに遅し。この格差をもう挽回することもできない。特権階級がすでにあらゆる国家資源を掌握したからだ。

 社会主義国家の特権階級は、歴史上のどの時代よりも、その支配がはるかに効率化している。ITやAIが発達し、ビッグデータを掌握した支配者は、リアルタイムで国民一人ひとりの思想・言論の統制が可能になり、いかなる反抗も許されない。名目上の民主選挙を実行しても、選挙システムが自動的に独裁者を当選させるので、何ら心配もいらない。

 メディアは特権階級、支配者の番犬になり、国民洗脳の機械と化する。ここまでは、今のアメリカではすでにその様相を呈した。

 さらにその一歩二歩先には、資本家も安泰でなくなる。資源の浪費と侵食によって、国家が貧困化する。そうなれば、資本家が標的になる。法治国家の軌道から逸脱した時点で、私有財産の保障が失われる。国家の頂点に立つ支配者は民間の富を収奪し始める。場合によっては資本家や富裕層からは財産だけでなく、自由ないし命まで取り上げる。

 社会主義・共産主義とは、こういうものだ。アメリカは今危機の崖っぷちに立たされている。絶対に負けてはいけない。アメリカが負ければ、世界が負ける。何が何でも勝たなければならないのだ。

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