飽食時代の宝、飢餓感と共に過ごす時間で「自己超克」目指せ

 オートファジー(2016年にノーベル生理学・医学賞を受賞、大隅良典先生)の理論に基づく間歇的断食を、1か月ほど実践してみた。

 16時間の断食は最初だけ辛かったが、慣れると全く問題ない。最近、運動する日は16時間の断食、運動しない日は18~20時間の断食をしている。1日2食か、1.5食、あるいは1食になった。

 夕食は早めにゆっくりと食べる。好きなものを食べ、酒も飲む。私の場合、断食16時間経過すると、徐々に飢餓感が現れる。1日3食の生活では、ほぼ飢餓感を味わうことなく、飽食の堕落すら実感する。そこからの変化が大きい。

 毎日数時間飢餓感と共に過ごす時間は貴重。頭脳・思考が抜群に働く時間であり、また自分と闘争する精神がもっとも旺盛な時間でもある。

 ニーチェが目指す絶えざる「自己超克」、不毛な「明日なき逃亡」の拒否、能動的・創造的ニヒリズムの存在を感じさせてくれるのは、フィジカルな飢餓感である。

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