嫉妬学(6)~嫉妬をどう克服するか?

<前回>

 嫉妬の話、ここ数日連載してきた。嫉妬は、誰もがもつ情感だ。私も同じ。

 私が就職した当時、希望していた海外駐在には、なぜ私より英語のできない同期が行かされたのか、嫉妬。同期という同質性故に生まれた不平等感、嫉妬だった。

 経営者になってからも嫉妬が終わらない。当社よりも劣る提案をした大手コンサル会社が受注したとき(当社失注)、嫉妬。同業という同質性故に生まれた不平等感、嫉妬だった。

 しかし、嫉妬からは何も、生産性が生まれない。なるべく、嫉妬を抑え込みたい。そのために、まず、自分が嫉妬する人間だと堂々と認めなければならない。

 「あなたは嘘をついたことがあるか」と聞かれたところ、「ない」と答えたら、それ自体が嘘になる。だから、私は自分が嘘をついたことがあると、堂々と認める。

 なぜ、嘘をつくか。嘘をつかなければ、損することが多々あるからだ。特に日本は同調社会。空気を読むということは、議論よりも、真実を語るよりも、同調が優先事項であることを示唆している。

 だから、今、私はなるべく嘘をつかないようにしている。空気に水を差してでもだ。損をしてでもだ。そうしていると、嫉妬の場面も劇的に減ってきた。

 なぜならば、私は同質性から脱出しつつあるからだ。空気の共有という同質性からの脱出。言ってきたように、嫉妬は同質性から生まれている。嫉妬を克服するために、同質性からの脱出が最良の方法になる。

 異端である。同質性をなくし、比較対象をなくせば、嫉妬も出番がなくなる。

<終わり>

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