コロナはまだ終わらない、昨日にはもう戻れない

 1つの時代の終焉、これは決して無根拠な話ではない。

 「三元九運」は、中国風水理論の基本で、太陽系の9惑星が、1列に並ぶまでの期間180年を1つの大きな時代と捉える。その大時代を60年毎に中分類し(中時代)、土星と木星が出会うまでの期間20年を小分類(小時代)とする。

 60年毎の中時代は、各々「上元時代(上昇期)」「中元時代(繁栄期)」「下元時代(終焉期)」に分けられる。20年毎の小時代は、上元時代の最初の20年を「一運期間」とし、最後の下元時代の20年を「九運期間」とする。

 上元時代は、国家や産業の発展・成長が始まる上昇期で、中元時代は、安定が生まれる成熟期で、下元時代は、成熟から下降と崩壊に向かう終焉期にあたる。終焉期の下降と崩壊の中で、新しい国家や産業が芽生える時代としての特徴を持つとされている。

 上元時代(上昇期)
  第一運 1864~1883
  第二運 1884~1903
  第三運 1904~1923

 中元時代(繁栄期)
  第四運 1924~1943
  第五運 1944~1963
  第六運 1964~1983

 下元時代(終焉期)
  第七運 1984~2003
  第八運 2004~2023
  第九運 2024~2043

 今、われわれは、大時代の下元終焉期の中間(下元八運)末尾にあり、2024年からの20年は大時代の本格的終焉(下元九運)と次の新しい大時代の幕開けを迎える。

 この法則に基づけば、コロナの降臨は決して偶然でないと考えられる。コロナは、1つの大きな時代の終焉を告げ、国家や産業を破壊する役目を引き受けており、災厄(コロナ禍)と神託(コロナ神)の二重身分を持ち合わせていることになる。

 特定の国家、特定の政治体制、特定のイデオロギーの正誤や勝敗を結論付けるものではない。人類全体の悪(欲望)を懲らしめ、一斉にゼロベースに戻すためのリセットボタンがすでに押されたように思える。強制終了と初期化が実施される。

 日本人を含めて人類がコロナに直面し、「昔に戻りたい」「従来通りの暮しに戻りたい」と考えているが、残念ながら時代は不可逆である。夜明け前が一番暗いというが、今はまさにその時代に差し掛かっている。しかし、夜明けに近づけば、一縷の光が差し込む。

 われわれは暗闇と共に葬り去られるか、それもと光の中に立ち上がるか、生き方を選択する自由がある。

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