日本人はなぜ、ノーベル賞を取れなくなったのか?

 ダイヤモンド誌(オンライン)では、特集『日本人はもうノーベル賞を獲れない』が組まれている。

 21世紀に入ってから、かつてノーベル賞受賞者を輩出していた日本が、元気を失った。日本は、基礎研究をやらなくなった。これが1つの主因だった。日本人も同じ。人生の基礎にあたる教養の勉強に熱心でなくなり、実学実務といったすぐに役立ちそうなものにしか関心がない。

 1個の問題に遭遇すると「How」という解決策を考えるが、問題がなぜできたのかという「Why」を問わない、問えない。実は後者をクリアすれば、1個の問題どころか、10個も100個も問題が連鎖的に解決できるのに、大損している。つまり問題解決のための基礎体力をつけることだ。

 基礎の部分。教養をやらないと、結局、思考が停滞し、視野が狭窄化し、すぐに問題を潰すのではなく、問題に潰されてしまう。問題にやられると、不安に怯える。不安に陥れば陥るほど、安全と安心を求める。昨今の日本社会、「安全」「安心」が来る日も来る日も唱えられている。これほど危険な社会はない。

 大方の日本人はこの悪循環に陥っている。そこで同調圧力が相まって、最終的に共倒れする。正直言って、絶望的だ。

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